先日「ドキュメンタリーがアツそう〜!」という記事を書きました。その中で紹介した「AMY エイミー」という映画を本日映画館で鑑賞してきたので、感想記事を書いてみたいと思います。ネタバレも含みますのでご注意くださいね。この映画は、観ると元気が出るー!というタイプのものではありませんが、心の奥にズシンと入ってくるものがあり、今日もきちんと生きたいなと思わせてくれました。
▽AMY エイミー 予告編
AMY エイミー あらすじ
この映画は27歳でこの世を去った歌姫「エイミー・ワインハウス」の生涯を描いたドキュメンタリー映画。なのであらすじというより内容を軽くご紹介。各国で40以上の賞を受賞するなど、世界を賑わす話題の作品。プライベート映像とインタビュー、そして歌詞からエイミーが生きた27年間が再現されていて、世界を舞台に活躍するシンガーの光と影を感じることができる。「私には歌しかない」という言葉の通り、この映画を観るとエイミーのありのままの姿や、歌詞に込められたリアルで等身大な思いを知ることができる。
観てみた感想
人気シンガーの光と影
認知度が上がれば上がるほどに増していくプレッシャーや制限。「ただ歌いたいだけ」という想いを抑えてステージに立つ必要がある時もあって、無名時代と比べてどちらが幸せだったのだろうなんてことを考えてしまう。マスコミに叩かれ、世間にネタにされ、影響力を持てば持つほど孤独で息苦しい世界なのかな。ドラッグやアルコールに走ってしまうところも、ダメなこととは分かっていてもそれくらいしかエイミーには逃げる場所がなかったのかなと考えるとなんとも言えない気持ちになる。華やかしい世界観の裏側にはそういう側面があることを学べた。
生き急がないこと
終盤、ダニーが「生き急がないこと」について話すシーンがあるが、まさに大切なことだなと。大きな成果をどうしても望みたくなるけど、それにはそれ相応の負荷もかかることを忘れてはいけない。飛び級しようとするのではなく、着実に、着実に歩みを進めていかなくてはいけない。頼れる仲間を大切にしていかないといけないなと考えさせられる。今何かに全力でぶつかり続けた結果、壊れそうになっているとしたらひとまず歩みを止めて、深呼吸するべきだと思う。人生という長い尺の中で一息つくぐらいの時間は必ず許されているのだと信じたい。
エイミーの曲
▽Back to Black
▽Love Is A Losing Game
▽Tears Dry On Their Own
など。
名だたるミュージシャンから届くエイミーへの声
会場でもらったチラシの中に、感動のドキュメンタリー映画エイミーに届く著名人からの声が載っていました。ので、いくつか転載させていただきます。
レディー・ガガ
エイミーは正真正銘のアーティストだった。彼女のおかげで、自分は決して孤独なんかじゃないと思えることができた。彼女の、人にはない、ものすごく正直なところが大好きだった。ジャズを生き、ブルーズを生きた人だった。
トニー・ベネット
彼女は紛れもない本物のジャズ歌手だ。エラ・フィッツジェラルドやビリー・ホリデイに匹敵する素晴らしい才能だった。彼女が生きていたら言いたい。”生き急ぐな。生き方は人生から学べる。”
加藤ミリヤ
愛と孤独に翻弄され生きづらさの先で歌に生かされたエイミーがステージで歌うことを放棄したとき、もうほんとうにエイミーはこの世界かにいないんだと涙が込み上げました。
おわりに
以上、映画「AMY エイミー」についての感想記事でした。ドキュメンタリー映画を観ると、それが自分の生きている世界と同じ世界で起きた話なんだということを考える。こうして残された生きた証に学んで、次の時代を生きる一人として一日一日を実りある時間にしていきたいと感じる。こういうテンションは低いけど奮起される映画が好きです。それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。
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