こんにちは。いよいよ夏も終わり本格的に秋に突入しそうな肌寒さとなってきましたね。時間の流れがほんとに早いです!
先ほど映画「繕い裁つ人」についての感想記事を書きました。今回は本作の監督「三島有紀子」映画監督の手がけられている映画についてご紹介させていただきます。
三島有紀子 監督の映画
繕い裁つ人
公開年:2015年
冒頭にて触れさせていただいた「繕い裁つ人」。一生寄り添える「一着の服」をつくる女性と、その服に惚れ、より多くの人に広めたいと願うデパートの社員のやりとりから描かれる人間模様。「多いと分からなくなる、本当に好きなものが一体何なのか。」そんなメッセージをくれるほっこり鑑賞できる映画です。
ぶどうのなみだ
公開年:2014年
北海道を舞台に描かれる人生の「深み」の物語。ワインを育てる兄と小麦を育てる弟の二人兄弟は静かに暮らしているが、そこにアンモナイトを探す謎の女が現れることで日々のリズムが変わっていく。ぶどう作りやワインづくりの大変さを感じることができ、人生も同じなんだよね、と思った映画。最初は硬くてトゲトゲしたワインも、試行錯誤を繰り返し時間をかけることで深く丸い、優しい味になっていく。
しあわせのパン
公開年:2011年
三島有紀子監督の作品で初めて観たのがこちらの「しあわせのパン」。こちらも「ぶどうのなみだ」同様に北海道の自然の中に生きる人たちの日常を描いた物語。登場する人物それぞれが何かに疲れていたり、壁にぶつかっていたりします。一人ではどうにもならないことも、二人で、三人でなら乗り越えられる。そっと頼れる相手がいることの有り難さを感じられる映画。わけあうことで、分かり合える気がする。というフレーズにも共感。
上映予定作品
少女
上映予定:2016年10月8日
上述させていただいた三島有紀子さんの映画とはやや毛色の違う作品。書籍「少女」の実写映画版で、予告編の段階ですでに注目を浴びている一本。「人が死ぬところを見てみたい」という強烈な宣伝フレーズに、その映画の中で何が語られるのか考えずにはいられません。過去作「告白」にて「命の重み」について鋭いメッセージを投げかけてくれた「湊かなえ」さんの手がけられた本が原作なので個人的にとても楽しみにしている映画です。
おわりに
以上、三島有紀子監督の映画作品についてでした。静かで綺麗な描写の中に描かれる、僕たちが本来大切にしていたいもの。を描き出してくれる三島有紀子さんの映画が好きです。気になる映画があればぜひ観てみてください。それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。
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