どうもこんにちは宮田です。第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にてパルムドール賞を受賞し、話題を呼んでいる映画「万引き家族」を本日、鑑賞してきました!
これは、感想が上手く言葉にできない!と感じつつも、心を動かされた作品への今この瞬間の想いを綴ってきたいということで、感想記事を久々に書いてみます。
映画『万引き家族』のあらすじ
とある街の片隅で肩を寄せ合って過ごす一つの家族の日常がテーマ。その家族はそれぞれに事情を抱えたメンバーの集まりで、血の繋がりはなく、万引きや窃盗を家業として生計を立てて過ごす。
ある日、寒空の下で寒そうにしている少女を見つけ、コロッケをあげたことを機に家族に迎え入れ、一つの家族になっていく様子が描かれる。しかし、ある出来事をキッカケに家族はバラバラになり、それぞれの謎も明らかになっていく。
監督 | 是枝裕和 |
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脚本 | 是枝裕和 |
出演者 | リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、池松壮亮、城桧吏、佐々木みゆ、緒形直人、森口瑤子、山田裕貴、片山萌美、柄本明、高良健吾池脇千鶴、樹木希林 |
映画『万引き家族』の感想
繊細に描かれる人間味
樹木希林やリリー・フランキー、安藤サクラなど超演技派キャスト陣を揃えて、本気で来た感のすごい作品だった。そしてそれらのキャスト陣を活かして見事なまでにミクロな人間味を演出している是枝監督に圧巻。
それぞれの登場人物の抱えている闇が、表情や視線、些細な動作の中に描かれていた。まるで本当に一つの家族の日常を収録したかの様な感じで、映画が終わった後、もっとこの家族と一緒に時間を共にしていたいと思わされるほどに。
絆ってなんだろうかと考えさせられる
この映画を観ていると、人と人との繋がり、家族としての繋がりって一体なんだろうか?と考えさせられる。これは是枝監督の前作「そして父になる」でも描かれたポイントですね。
物質的な繋がりではなく、心で繋がること。その尊さや愛おしさを教えてくれる。そして本作を観ていて、物質的な豊かさの”ある”ところよりも、”ない”ところにこそ、本当の絆は”ある”のかもしれないと感じた。
決してハッピーエンドで終わる作品ではないけれど、観た後には、今ある幸せを大切にしたいと改めて感じさせられる作品でした。本当に大切なものはなんだろうか、それはきっと身近にあって、知らず知らずのうちにないがしろにしてしまっている。”ある”ことの有り難みを、改めて感じ、分かち合いたくなるような、そんな一本でした。
おわりに
以上、についてでした。本作は日本の家庭が抱える様々な問題について切り込んだ作品であり、本作を観た人がそうした問題の一つ一つを身近なものである考えられることができれば、とても凄いことだなと思います。
the邦画!って感じの映画で、派手な展開が欲しい人にはちょっとオススメできないかもだけど、それでもたくさんの人に観て欲しいなと思える映画でした。ぜひ映画館で上映している間に観てみてくださいー!
それでは、本日も最後までお読みいただきありがとうございました♪よければこちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいましッ!!
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