僕にとって「映画」はもはや人生の教科書であります!
こんにちは、管理人の宮田です。
僕は現在24歳です。そういうお年頃なのか、人生について、仕事について、恋について、家族について、人間関係について。いろんなことを感じ考え過ごしています。
そんな僕に、たくさんのことを教えてくれる存在の一つ、それが「映画」です。
映画は、本を読んだり、先生から何かを習うのとはまた別の角度からたくさんのことを教えてくれます。
他の人の人生を追体験できて、もしこれが自分だったら?と自問させてくれ、いつもたくさんの気づきをくれるのが映画で。
日常生活の中で見失っていた大切なことを思い出させてくれるのも映画です。
今回は、観てよかったなぁと想った映画や、くじけそうになったり落ち込んだ時に何度も観ているような映画をご紹介させていただきます。
基本的にはDVDレンタルが始まっている映画に絞ってピックアップしようと思いますので、気になる映画があればTSUTAYAやiTunesなどでレンタルして観てみてくださいね。どれもオススメです!
生き方について教えてくれた
いまを生きる
ロビン・ウィリアムズ演じる名門校の先生が「自分らしく生きること」「自分の心の声を聞くこと」を伝えてくれる名作映画。1989年上映の古めの映画ですが、そのメッセージ性は衰えることなく、何度観ても学びのある一本です。大人になるにつれて型にはまっていく。その方が世の中で生きやすいから。でも本当の意味で生きるというのはそういうことではなくて、人との違いを豊かさだと感じられる心の深さだったり。心がときめく物事を追いかけられる勇気と強さを持つことだったり。大切なことを忘れそうになったら観たくなる。
モリー先生との火曜日
学生時代の師と生徒が、先生の病気をきっかけに再開する物語。人は必ずみんないつか死ぬ。それは不変の事実であり、避けることのできないこと。「死」というものに対して人はネガティブな印象を持っていて、「死」について考えることを避けようとする。本作では「死」に向き合うことで「生」を実りある「今」にすることができるということを教えてくれる。本作では「死」と「生」がテーマであるものの、それは他の物事にも言えて、やだなぁ〜と感じることから目を背けず、一つ一つ向き合っていくことで真実に迫ることができる、本当の「好き」とか「愛」を知ることができるということを教えてくれる一本です。
LIFE!
人生の主人公は自分自身なんだということを教えてくれる映画。LIFEという雑誌の写真管理部で働く主人公。空想と現実のギャップに葛藤を抱えながらも、もう人生の折り返し地点をすぎていた。とあるキッカケで世界中を飛び回ることとなった主人公の姿と心情の変化を追ったファンタージ映画。LIFE社のモットー「世界を見よう、危険でも立ち向かおう。それが人生の目的だから」というメッセージが沁みる。何かと上手くいかず疲れた時、元気が欲しい時なんかにオススメできる映画。
しあわせのパン
分け合うことの幸せを教えてくれる映画。パンを分け合うと、自分が食べる分は減ってしまうけど、感じられる幸せの量は増える。そもそも「幸せ」というのは一人で感じられるものではなく、分かち合う人がいてくれて初めて感じられるものだということを感じられる。心の優しさが欠けてるなぁ〜なんて時に観たい、静かなあたたかさを教えてくれる一本です。
命について教えてくれた
パッチ・アダムス
こちらも大好きで何度も観ている名作。命の尊厳について迫る映画です。ロビン・ウィリアムズ演じる主人公の医学生は、「学問」としての医学や、データや理論から判断する「医療」を否定し、「目の前の患者の願い」に目を向ける。「医療とは命の長さをただ長引かせるものではなく、命の尊厳を高めること。人生の質を高めること。」という考え方が突き刺さる。患者を前にして笑いを届けたり、一見無意味に見えるような願いにも丁寧に応えようとするパッチアダムス。自分もこういう人間でありたいと思わせてくれる、人生のロールモデルと言える人物です。最初に観た時はとにかくしびれたのを覚えています。ぜひ、一度は観てみて欲しいとプッシュしたい映画です。
ブタがいた教室
いただきます、という言葉の大切さを教えてくれる映画。自分たちでブタを育てて、自分たちで食べよう。という命の授業に取り組んだ先生と、小学6年性26人の一年間を描いた物語。経済動物としてのブタに名前をつける子どもたち、どんどん愛着を持ってしまう子どもたち。一年が終わりに近づくに連れ、「食べるのか、食べないのか」という議論になっていく。最後の最後まで真っ二つに割れるクラスは、ブタをどうするかについて議論を重ねる。この議論のシーンには決められたセリフがなかったそうで、子どもたち自身が感じるまっすぐな「問い」が突き刺さる。「命の長さは誰が決めるんですか?」「ブタは何のために生きているのですか?」などなど。そして、本作の中で一人の子どもが導き出す、「殺すことと食べることは違う。殺すことはただ命を奪うこと。食べることは命を受け継ぐこと。」という結論に叱咤激励された気持ちになりました。自分が命の連鎖の中に生きていること、「ご飯をいただく」ということへの感謝の気持ちを改めて教えてくれる映画です。
人を大切にすることについて教えてくれた
悪人
人と人との関わり合いが希薄になってきた今の時代において、「本当の意味で人を大切にするとはどういうことか?」ということに切り込んだ映画。本作の中に出てくる「今の世の中、大切な人のおらん人間が多すぎる。自分には失うものがないと言うて、それで強くなった気になっとる。自分が余裕のある人間と思い腐って、欲しがったりする人を馬鹿にして笑っとる。そうじゃないとよ。」というセリフが自分の心の奥にまで入ってきてかき回されたのを覚えています。余裕ぶったり、どこか観察者的な立ち位置に立って「ぶつかること」を避けていた自分に気づかせてくれた一本。クールぶってかわしてばっかじゃ本当に大切ものは見つからない。ということを教えてくれたオススメの映画です。
挑戦することについて教えてくれた
ビリギャル
学年ビリのギャルが一年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話。を実話に基づいて映画化した作品。「慶応大学に合格する」という、当初その夢のレベルを知らずに走り出した主人公のまっすぐな姿に心を打たれる。塾の先生が語りかける、「可能性が0じゃないと知っておくことって大事なんだよ」というセリフが印象的。夢にチャレンジするということがどういうことか、そして、誰だって夢を持っていい。誰だって、いつからだって夢を追うことができる。ということを教えてくれる映画です。
ばしゃ馬さんとビッグマウス
夢を追うことの儚さ、そして共に夢を追いかけられる仲間がいるということの心強さを教えてくれる映画。作家になるという夢を追いかけ続ける主人公と、夢を追いかけ始めた若者の交錯する想いからメッセージを絞り出した作品。「夢を持つことよりも、夢を諦めることの方が難しい」というメッセージが心に残る。夢を追いかけることって、周りから見たら滑稽で、かっこわるくて、笑えたりする。でも、それでも、自分の夢を見つけたのなら追いかけたい。この映画から感じられるのは、「夢」を持ったのなら、自分の全てをかけてでも「振り切れ!」というメッセージでした。夢を諦められないのは、自分がその夢に対して全力ではないから。もしも全身の力をこれでもかというくらい振り絞っても叶わなかったのなら、諦めることもできるし、また他に歩みたい道や、模索したい何かが見つかるものなんだろうなと思えた。かっこ悪くても、ガムシャラに夢を追うことをそっと応援してくれる映画です。
深呼吸の必要
こちらは頑張って頑張って上手くいかない時は深呼吸でもして休んでいい。ということを教えてくれる映画。沖縄という自然に溢れた場所で行われるサトウキビ狩りに、都心部からやってくるそれぞれ何かに疲れた人たち。人生、人間関係、夢、それぞれ何か壁にぶつかり、逃げてやってくる。自然の中でゆっくりと、そして身体の全エネルギーをつかう仕事を通じて何かを感じ、変わっていく物語。逃げることは一般的に良くないこととして捉えられることも多いけれど、長い目で見たら休むことも大事。行き詰まった時にこそ「深呼吸」をしよう。という教訓を教えてくれる映画です。
家族って何かを教えてくれた
そして父になる
形ではなく、本当の意味での「家族」とは何か。親子とは何か、そして「父」とは何か?を教えてくれる映画。子供の取り違えをテーマに、「過ごした時間」か「血のつながり」かと問いかけてくる。福山雅治が父親の家族と、リリー・フランキーが父親の2つの家族は対照的で、子どもにとって大切な「父」とはどういう存在なのか、夫婦のあり方とはどうあるべきなのか。たくさんのことを考えさせてくれる一本です。真木よう子が放つ「似てるとか似てないとか、そんなことにこだわってるのは”子どもと繋がってる実感”のない男だけだよ」という言葉が突き刺さりました。「形」にこだわるのは、「中身」がないからなんですよね。家族だけでなくって、本当の意味で向き合い、考え、動いていれば、見た目よりも重要な、本当に大切なものを見失ったりしない。何事も、今本当に大切なものは何か、を忘れずに生きたいと思えた映画でした。
ぼくたちの家族
家族って本来こういうもん。と感じられる映画であり、母の強さ、家族における母という存在の大きさを教えてくれる一本です。母と父、男兄弟2人という一家が主人公。ある日突然、母の病気が発覚し、このままでは亡くなると告げられる。母の病気を治せる病院を探すために男3人が力を合わせます。母という存在が抜けた家族はもうボロボロで、それまでどれだけ母という一人の存在が多くのことを担ってくれていたかが分かる。これは僕自身も経験したことだけど、ほんとに男って無力。でもそれでも、兄弟と父が力を合わせて前に向かって走りだす姿にグッと来るものがある。誰かを想って踏み出す一歩はこんなにも力強いのだ、ということを教えてくれる。そして本作で心に残るのが、病気で一番辛いはずの母が家族に語りかける「こんな時は笑おうよ」という一言。母は強い。
ぐるりのこと。
ぐるりのこと。これは何かを学んだ、というよりも、こういう人になりたい、こういう人と人生を共にしたい。という僕の中の理想をつくってくれた映画です。人生には山あり谷ありいろんな時期がある。人との関係だってそうで、良い時もあれば悪い時もあり。一緒にいたい時もあれば顔も見たくない時もある。生きるってそういう振れ幅の中で、互いに支え合うことなんだなと思わせてくれる。この映画の中には綺麗事な感じが一切出てこなくて、感情移入できる。キラキラしたものを追い求めるのも良いが、家族とか夫婦とか、恋人とか。良い時よりも悪い時に一緒にいられるかどうか、良くない時にどう接してくれるかが大事なんだなって、そこに愛があるか?ってことが大事なんだなって教えてくれる映画です。パートナーとして寄り添うとはどういうことなのかを感じさせてくれる。そして、めんどくさいのに愛おしい。そういう人に出会えたら幸せだな、なんて思える。
もう残りの半分は自分で掴みに行く
映画の紹介はひとまず以上です。もっともっとたくさん紹介したい映画があるので、またいつか追記してみたいと思います。
そしてこの記事のタイトルにもしたように、映画からたくさんのことを感じ、学んだなら、次は自分で行動しなくちゃな。ということを少し書いてみたいと思います。
知りたいことのおおよそ半分はネットや本で調べればわかることだ。どこにも載っていない「もう半分」を知るためには・・・自分で考えだすか、経験するしかない。
というのは宇宙兄弟というコミックの中で出てくる一言で、僕が大事だなと想ってメモしている言葉の一つです。
人の気持ちを大切にすることが大事だ、ということは分かっても、「真剣に寄り添おうとした相手に裏切られた気持ち」は、体験してみないと分かりません。
人を愛することが大事だということは分かっても、「本気で好きになった人に想いを伝えて、思い通りの結果に行かなかった時の悔しさ」は実際に行動してみないと分かりません。逆に「一緒に居られるということの幸せ」も、一歩踏み出した先でなければ感じることができません。
情報に溢れる今の世の中で、分かったつもりになってしまいそうなことが良くあるけれど、やっぱり自分の足で動いて、自分の心で感じて、自分の言葉で表現できる人でありたいなと思います。
本なんかと比べると映画は、登場人物の気持ちがより深く理解できて、自分ごとになりやすいように思います。行動への一歩をそっと後押ししてくれる。そんな映画が大好きです。
もっともっと、感じて動いて。
大切なものを大切にできる毎日を歩みたい!と、この記事を書いていて改めて感じました。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。紹介させていただいた映画はオススメの映画ばかりなので、時間があればぜひ観てみてください。
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