今日もそれぞれに、今日を生きている。映画「きょうのできごと」

こんにちは。元気が出る映画の感想・レビューを綴っている宮田です。本日は映画「きょうのできごと a day on the planet」についてご紹介させていただきます。僕は妻夫木聡が大好きで、妻夫木見たさに鑑賞しましたが、何気ない大学生の日常を描いた物語に懐かしさを覚えて、なんとなく心がまーるくなりました。好きな邦画の一つとなりました。

きょうのできごと あらすじ

京都・大阪を舞台に描かれる仲良し大学生の何気ない一晩の物語。夜遅くまでお酒を飲みながらくだらない話で盛り上がったり、夜中にいきなり城崎温泉行くぞ!ってなったり。誰もが過ごした大学生活を連想させてくれる。

それに個人的に近畿圏に住んでた自分としては出てくる場所も懐かしくて、自分が大学生だった頃のことやその頃の気持ちなんかを思い出しました。これといった派手な展開はないももの、じわじわ来る邦画っぽい邦画。

きょうのできごと 感想

何気ない今日に全力だった大学生活

ほんとにこの映画はただただ何気ない日常(=きょうのできごと)を切り取り、描いています。社会人になって、毎日やりたいこと・やらなければいけないことに一杯一杯になっている今。それに対して大学生の頃ってなんだかかんだで時間あったなぁ〜と思いました。何気ない今日1日、これといって特別な何かがあるわけではないのだけど、友達と話す時間、くらだないことに取り組む時間、その一瞬一瞬は紛れもなく全力だった気がする。先のこと、時間を気にしすぎて今に集中できない社会人がたくさんいる中で、しょうもないこととは言え目の前の物事に全力で向き合える大学生はすごい。あの頃の自分の気持ちを思い出せて良かったなって思えた。

いつから明日なのか?

時間があったからか、大学生の頃って普遍の真理だったり、答えの出ないことについていろいろ考えたりしていました。この映画の中でも京都から大阪に帰る車の中でふと「いつから明日になるのか」なんてことを話すシーンがあるのですが、「そうそう、大学生の頃ってこういうこと考えてたわ!」って思って笑えました。最近そういう「余白」的なことに思い馳せる時間がなかったので、はっとさせられた瞬間でした。

おわりに

以上、映画「きょうのできごと」についてでした。本日もここまでお読みいただきありがとうございました。休日の夕方あたりに、のんびりコーヒーでも飲みながら、大学時代の友達や先輩後輩のことを思い浮かべながら観たい映画。

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