こんにちは。元気が出る映画の感想・レビューを綴っている宮田です。本日は映画「想いのこし」についてご紹介させていただきます。明日もしもこの世を去るとしたら、誰かに伝えたい想いはありますか。そんなメッセージを投げかけてくれるこの作品。タイトルが気になって軽いノリで鑑賞したところ泣けました。大切な人を思い浮かべながら観て欲しい映画。
▽想いのこし 予告編
想いのこし あらすじ
この映画は、ある事故を境にまだ「想い」を残したままこの世を去ることになってしまった4人と、生き残った1人の青年の物語です。4人はそれぞれに大切な人、人生でやり残したことを抱えています。成仏できない4人は幽霊として半分この世に姿を残すこととなります。
いつかその時のためにと思ってお金も貯めていました。しかし事故で命を失くすことになり、その想いを伝える手段が突然断たれます。そんな中、一人だけ自分たち幽霊とも話すことができ、実社会に生きる人物に出会います。それが自分たちと事故を起こして生き残った青年でした。
彼は逆にこの世にこれといって大切な人もいないし、誰かに伝えたい想いを持っているわけではありませんでした。想いなんてないけど生き残った1人と、想いがあるのにこの世を去ることになってしまった4人が交わるショートムービです。
想いのこし 感想
もしも明日、この命が終わるのなら
「明日死ぬかもしれないから、今日を全力で生きよう。」、僕は正直この論があんまり好きではありませんが、この映画を観ると、今を大切にしようと思えました。死ぬ時にこの世に一切悔いのない人、やり残したこと、言い残したことの無い人っているのだろうか?そんなことを考えていました。
明日死ぬかもしれないから頑張ろう!って言われてもピンとこない僕がいますが、「明日死んでしまったら、大切な人にもう想いを伝えられない」と言われるとグッとくるものがありました。家族、子ども、恋人、仲間、誰にでも多かれ少なかれ大切な人がいると想いますが、その人と一緒に居られること、そして想いを言葉で、行動で伝えられることってめちゃくちゃ尊いことなんだと感じさせられました。
「ありがとう」「ごめんなさい」「好きだ」「愛している」「がんばれ」。そんな簡単な言葉も、死んでしまったら伝えられなくなる。そういう想いや言葉を日々伝えられるように生きていきたいと思えた。
想いがあるということ
やや余談ではありますが、そもそも「想い」があるということがそれだけで素敵なことなんだなって想います。この映画に出てくる生き残った青年は、別に大切な人も居なければ大切なモノや場所、何か一生懸命になれるものがあるわけではない。そういう人生を送っていました。
そういう生き方をしているから、誰かが何かを「大切にする」ということが理解できない。こ自分も含めて、こういう人って今の世の中に多いんじゃないだろうかって思ったんです。大切なものがない人生。それって超寂しいじゃんって。
失敗したり笑われたり、何かを失うことがあったとしても、大切に想える何かを追いかけていた。そう想いました。大切にできる何かがあるから、人が何かを大切に想う気持ちを想像することができる。何かを失う悲しみや痛みを理解することができる。そういう心のヒダを持った人間でありたいと思えました。
おわりに
以上、映画「想いのこし」についてでした。皆さんは、もし明日この世を去るときがくるとしたら誰に何を伝えますか?本日もここまでお読みいただきありがとうございました。
おまけ
本作「想いのこし」の主題歌である「あなたを想う風(HY)」がとても素敵な曲だなと思ったので、こちらもついでに載せておきます。ぜひぜひ聴いてみてください♫
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