このブログを通じて40本以上の映画について書いてきました。映画の感想や周辺情報を綴った記事の最後には「予告編」を載せるようにしています。
この「予告編」なんですが、作りを見ているととても面白いなと思ったので、今日は映画の予告編について思ったことを書かせていただきます。
僕の感覚では1分半〜2分くらいのものが多い印象です。そして一本だけのモノもあれば、一つの作品に対して3種類くらいの予告編があるものもあります。
本編が切り取って部分的に編集されたものもあれば、キャストのインタビューなどが入ったものもあります。
「この映画面白そう」と思ってもらうことが予告編の目的ですね。
魅せ方のポイント
で、普通は映画を観る前に予告編を見て、映画が終わった後にはそんなに予告編を見たりしないわけです。
ですがこのブログを書いていると、本編を観た後にも予告編を見ます。そこで気づきました。例えば僕が「この映画の予告編をつくってみて」と言われたら、こんな感じで作品のパーツを切り取って組み合わせると思うんです。
どういうことかというと、印象に残るシーンなどを「時系列に切り取り、短縮する」イメージです。2時間の映画を2分に縮めたら…と考えると思っていたんです。
しかし、予告編をよくよく見ていると、時系列に切り取られているものはほとんどないことに気づきました。要するにパーツがバラバラに組み合わされているんです。
といった感じのイメージです。そんなこと当たり前じゃん。と思う人もいるかもしれませんし、そんなことどうでも良くね?と思う人もいるかもしれません。
ただ、日頃から各種プロモーション用の文章を書いたり、映像を作ったりしている僕にはとても重要な気づきでした。
予告編は単に「本編の短縮版」ではなく、いわば「全く別のもの」なんですよね。短い時間で本編に興味を持ってもらうにはどの切り口から入れば良いか、どんなメッセージを投げかければよいか。どんな余韻を残せばよいかなど、とても綿密な戦略のもとに作られていることが感じられます。
僕もよくやってしまうダラダラとした時系列の説明
時系列に真面目に説明すると、とても味気のないつまらない説明になってしまうことがあります。かといって、インパクトのある部分だけを抜き取ってくっつけてもシナリオがおかしかったりします。
紹介用の情報をいかに編集すればよいか、映画の予告編にヒントをもらうことができた気がします。ブログや仕事の中でいろいろと試行錯誤してみたいと思います。
それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。
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