手紙と手紙屋について
こんばんは。さきほど「【自分への手紙】拝啓 15年後38歳の僕へ」という未来の自分へ宛てたお手紙記事を更新したところ、それを読んでくれた何人かから連絡が来ました。反応が返ってくるって嬉しいですね。いつもありがとうございます。ということでこの機会に「手紙」についてもう少し触れてみたいと思います。
お手紙という文化について
みなさんは日常、手紙というものを書く機会がありますか?一番多そうなのは年賀状、次は…お店のお客さんに出すお手紙とかですかね?小学生の頃なんかは女の子たちがお手紙交換しているのを見かけましたが、大学・社会人となってくると中々見かけることがありません。そんな中、僕は日常的にお手紙をよく書いています。もちろん仕事で出会った人もそうなんですが、大学の友達とか、高校までの友達とか、この人に書きたい!と思った人には書くようにしています。
手紙屋という本との出会い
僕が手紙の魅力にハマり、実際にペンを持つようになったのは「手紙屋」という本との出会いがキッカケなんです。僕が二十歳の時に人生の大先輩からプレゼントしていただきました。「手紙屋」には2つの種類があり、一つ目は大学生が主人公の就職活動編、そして二つ目が高校生が主人公の大学受験編です。どちらも大学合格・内定に向けて頑張る主人公が「手紙屋」という職業を営む人物との文通のやりとりを通して成長していく物語です。僕はこの本を読んで手書きの手紙が好きになりました。
◯大学生編(就職活動)
◯高校生編(大学受験)
手紙を書くという時間の魅力
僕たちは普段LINEやメッセンジャー、その他多様なSNSを使って、リアルタイムかつ多くの人とコミュニケーションをとっています。いくつものチャットグループが同時に進行し、ながらのコミュニケーションが普通となっています。だけど手紙を書こうとすると、そう一気に何人ものことを考えることはできません。それに、一言で手紙を出すという流れにもなりませんから、それなりに文章の量を書こうとします。自分が文字を綴ってから相手に届くまで時間がありますから、落ち着いて読んでもらった時に伝わる口調で、ゆっくり丁寧に書きます。普段1秒足らずで送れるものを、最低1日の時間と切手代80円というお金を支払って送ります。
その、一人のことを想って間違えないように丁寧に文章を綴るその時間がとても好きなんです。30分とか1時間とかかかってしまうこともあるんですけど、なんだかとても心が落ち着くというか、返事なんて返ってこないことが多いんですけど、受け取った時に相手が嬉しい気持ちになったらいいな〜なんて思って、目一杯の工夫を盛り込むわけです。そうやって遠くの相手に想い馳せる時間がとても好きです。手紙を書くという時間を通して、人を想うことができる。これからも素敵な人に出会ったら、手紙を書き続けたいと思います。
とまぁ、手紙が好きだというだけの雑記になってしまいました。もし機会があればぜひ、一度ゆっくりお手紙を書いてみてください。
手紙を書くことを楽しむコツ
手紙を書くとなった時、まずはじめに手紙の書き方を検索する人も多いかと思います。ですが、手紙を書くことを楽しむにはあまり固く構えすぎない方が良いです。丁寧に!って書いておいてなんなんですが、メモ用紙にメッセージを書いてそっと渡す時の感覚というか、差し入れのキットカットに「頑張れ!」って書く時の感覚みたいなイメージで僕は書いています。相手も人だから、機械のような綺麗だけど無機質な文章ではなくって、凸凹しているけれど、自分だけの文字で、自分だけの言葉で綴るのが一番だと思います。
使っているモノ
実際に手紙を書く時、僕は無印良品さんのレターセットを使っています。色合いとか、行の高さとか個人的には好きです。この落ち着いた感じで、お手紙を出しています。
コメント