ゆったりした心落ち着く映画『キツツキと雨』

こんにちは。元気が出る映画の感想・レビューを綴っている宮田です。本日は映画の中に映画が出てくる作品。映画監督を主人公とした「キツツキと雨」についてご紹介させていただきます。

この映画はTHE日本映画というようなリズムで話が進んで行き、観ているとなんだか落ち着くようなそんな映画です。

▽キツツキと雨 予告編

キツツキと雨 あらすじ

この映画は、森の木こり(役所広司)と、その森に映画の撮影にやってきた頼りない新人映画監督(小栗旬)の出会いから始まる「映画撮影」の奮闘物語。役所広司は最初、仕事を邪魔する映画撮影陣を邪魔者扱いしていたが、ひょんなことから自分も「ゾンビ役」として撮影に参加することとなる。そこで映画撮影の面白さや難しさを知り、自分もちょこちょこと手伝うようになっていく。ゆったりとしたシナリオ展開で進んでゆき、最後には絆が生まれているという人間物語を描いた作品。

キツツキと雨 感想

頼りない監督役を演じる小栗旬のキャラクターが好きです。25歳という若さで映画監督を務める小栗旬演じる「コウイチ」は、カットの一つ一つや収録の進行など、おどおどしているが、映画へのこだわりは持っている。多少失敗が含まれているようなシーンを周りがOKじゃないっすか。という空気感だったとしても「すいません、もう一度お願いします」と言えるコウイチの姿が響く。

自信がなくて、怒られないようにしたり嫌われないようにするため、細かいところが気になっていても目をつぶる時がある。でもそれでは「本当に良いもの」はできない。そういう仕事に対する誠実さみたいなものを感じられる映画だった。

役所広司が演じる木こり役もとっても良い味を出していて、ちょっとずつ手伝う内に現場のリーダーになっている。というまぁまぁ想像できる役回りをリアルに演じていた。役所広司と小栗旬のやりとりに心がほっとするような作品。

おわりに

以上、キツツキと雨についてでした。こういう自然でゆっくりとした映画を観ると心が落ち着きますね。休日のお昼にでもおすすめしたい映画です。それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。

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