こんにちは。元気が出る映画の感想・レビューを綴っている宮田です。本日は高校生や大学生など、これから社会に出る世代の人におすすめしたい映画『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』についてご紹介させていただきます。この映画は本の『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』が原作となる映画です。著者の喜多川泰さんは物語を通じて人生に大切なことをメッセージとして発信されている、僕の大好きな方です。この映画でも、人生、人との関わりの中で大切なことが散りばめられています。
▽「また、必ず会おう」と誰もが言った。 予告編
「また、必ず会おう」と誰もが言った。 あらすじ
主人公のカズヤは17歳の高校生。人からどう見られるかを気にして生きており、嘘をつくことで自分を取り繕っている。ある嘘をついたことがきっかけで東京に行くことになるが、財布を盗まれた上に帰りの飛行機を逃してしまう。お金もカードもない絶対絶命のカズヤを助けてくれる人々との関わりを描いた物語。家に帰るまでの道中、人との関わりを通して、生きる術や素直な自分でいることの大切さを学び取っていく。
「また、必ず会おう」と誰もが言った。 感想
教科書では学べない大切なこと
一文無しのカズヤを止めてくれた売店のおばさん。家に入ってきてちょこんと座っているカズヤに対して「今の君は0点。止めてもらうんだから掃除したり片付けしたり、できることはなんでもやりなさい。」と教えてくれる。トラックに乗せてくれた運ちゃん。「おめぇ、助手席ってのはあれだ。運転手をもてなせ。ほらもてなせ。」と教えてくれる。それらはおんぶに抱っこで生きてきた学生時代にはあんまり意識しないことかもしれないが、社会に出るととっても大切なこと。何かをもらうのは当たり前のことではない。与えてもらえることはとってもありがたいことで、それに対して誠心誠意のお返しをしなければいけないという基本中の基本を教えてくれる。
一期一会の大切さ
この映画の主題にもなっているセリフ「また、必ず会おう」という言葉。別れる際の言葉に相手への想いを乗せられるとても素敵な言葉ですね。「さよなら」よりも相手のことを大切にしていることが伝わります。別れがあるから出会いに意味がある。次いつ出会うか分からないけれど、今日この瞬間誰かと巡り会うということは実はそれ自体がとてつもない奇跡なわけで、ご縁を大切にしたいと思わせてくれる。
おわりに
以上、「また、必ず会おう」と誰もが言った。についてでした。僕自身の喜多川泰さんの作品との出会いは「手紙屋」という本でした。大学2年生の頃に人生の先輩からプレゼントしていただいたこの本は、今でも僕の人生のバイブルとなっています。この映画も本も、観てみて良いなと思えば他の誰かにもおすすめできる作品です。友達や後輩にぜひプレゼントしてみてはいかがでしょうか。それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。
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