こんにちは。元気が出る映画の感想・レビューを綴っている宮田です。本日は2002年公開以来、何度も観てはその度に僕のテンションを上げてくれた映画「ピンポン」についてご紹介させていただきます。高校の卓球部の奮闘を描いた物語です。
▽ピンポン 予告編
ピンポン あらすじ
物心ついた時から卓球が大好きで絶対的な自信を持つが、気分屋で真面目に練習をしていなかった「ペコ(窪塚洋介)」と、「卓球なんて死ぬまでの暇つぶし、卓球に人生をかけるなんて考えられない」とクールに生きる、卓球の才能に恵まれた「スマイル(ARATA)」。二人は弱小卓球部で力を持て余した退屈な生活を送っていたが、それぞれ目の前に立ちはだかるキャラクターに敗れる。本気になった二人が全力で練習し、次の大会で快進撃を遂げる青春スポーツ映画。
ピンポン 感想
スポーツの才能
多くの人が小中高とスポーツに取り組む。誰もが成長し、自分もいつか強くなれる。そう信じる。努力は必ず成果に結びつくと信じる。でもどこかで気づく。自分はどれだけ頑張っても「才能のあるやつ」には勝てないということを。この映画は「才能がなくても頑張れば輝くことができる」という綺麗事を描いているのではない。才能のある人間とない人間を区別して描いているところが面白い。
勝たなければいけないという使命感を持って戦うドラゴンが「才能は求める者のところにやってくるとは限らないからな。」という言葉を発するシーンが印象的。才能のない者より才能のある者の方が強い。そして才能のある者の中でも「好きで好きで仕方ない」という者には誰も叶わない。なによりそういう相手と試合ができるということは幸せなことだ。という考え方がとても響いた。
窪塚洋介の演技に魅了される
窪塚洋介の演じるペコは不思議なキャラクターで、中々演じるのが難しいキャラクターだと思う。窪塚でなければクサすぎる感じになっていたかもしれないが、この作品ではマッチしていい感じに描写されている。「さんくれろ(俺が勝ったら三千円な)」という言葉がなんか愛くるしくて和ませてくれる。
おわりに
以上、ピンポンについてでした。この映画を観るとテンションが上がります。才能を持って生まれたなら、その才能の限界に挑戦しないとなと考えさせられます。そして人はみんな、何かしらの才能を持っている。その才能を見つけて、花開かせる人生を歩みたいと思う。なによりひたすらに「好き」なもの。熱中できるものの先に未来があると思わせてくれる映画。それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。
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