こんにちは。この半年間在宅ワークをやってみて、在宅ワークの良いところと大変なところが見えてきました。
時間管理や人間関係など、在宅ワークは働きやすいワークスタイルではあるものの、「在宅ワーク=楽な仕事」というわけでは決してなく、大変なところだって当然あります。
今回は在宅ワークの良い面ばかりではなく、「デメリット」についても触れるかたちで「在宅ワーク」という働き方がどういったものなのか見ていきたいと思います。在宅ワークやリモートワークなどをご検討されている方がいらっしゃいましたら、読み進めてみてください。
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在宅ワークとは
まずはじめにそもそも在宅ワークとは何か?についてです。
在宅ワークとは、「パソコン等の情報通信機器を活用して、請負契約に基づき、サービスの提供などを行う在宅での仕事」のことをいいます。請負契約は、「仕事を完成することを約束し、仕事の結果に対して報酬を支払う約束をする契約」のことをいいます。
引用元:HOME WROKERS WEB
パソコンや一人でできる手作業なんかを自宅にいながら行うワークスタイルのことですね。ちなみに「在宅ワークは=副業」みたいなニュアンスで捉えられる方もいらっしゃいますが、在宅ワークはあくまでもワークスタイルのひとつです。
会社の本業を主婦の方なんかが自宅で取り組んだりするという事例も見られるように、パソコンや一定の機材を用意して、自宅で仕事をするスタイルのことを在宅ワークと呼びます。
本記事の筆者自身も在宅ワークスタイルで半年ほど仕事をしており、ライティング(記事作成)の発注・受注、webページ作成、メールマガジンの管理、チラシ作成、データ入力整理などなどの仕事を中心に行っています。
在宅ワークのデメリット
在宅ワークのデメリットや厳しさ、辛い部分を実際に在宅ワークを行っておられる方からお聞きしました。
ちなみに今回ヒアリングさせていただいた方はランサーズにてフリーランス的に在宅ワークをされている方々からの声です。ご参考までに。
アクシデントの際に仕事をこなせない
在宅ワークは一人でする作業がほとんどなので気楽な反面,急な病気や身内に不幸があったなどアクシデントの際に誰にも変わってもらうことができません。そのため,納期に遅れたり,仕事に穴をあけてしまったりと信用問題に繋がり,今後の仕事にも悪影響を与える可能性もあります。
飽き性の方は向いていない
在宅ワークはデータ入力、アフィリエイト、ライティングなど様々な仕事がありますが根気が必要な場合が多いです。
簡単なものや誰でもできるものほど報酬は少なく、初心者の方はなかなか稼ぎにつながらず途中で諦めてしまう人も多いと思います。
どの仕事にも言えることですが経験を積めばできる在宅ワークの幅も広がり、稼ぎも増えていくのでそれまで続けていく根気のない方、飽き性な方は少し難しいかなと思います。
毎月の収入が安定しない
在宅ワークのデメリットは、やはり会社勤めなどと違って毎月の収入が安定しないということにあると思います。また、取引相手も顔が見えませんから、急に仕事が無くなる…なんてこともあります。今月何万円稼いだから来月も同じように稼げるとは限らないというのはかなり不安ではありますえ。
報酬が安くあまり稼げない
在宅ワークは自分のペースで仕事ができるのは魅力ですが、報酬が安いためサラリーマンなどと比べますとトータルでもらう報酬はどうしても安くなってしまうのがデメリットです。注意点は在宅ワークをするなら報酬が安いのを覚悟して始めることです。
休みがないこと
クライアントから日付を指定されて仕事を依頼されると、土日祝関係なしに仕事をしなければならないので苦労します。平日だけなら平気なのですが、休日は体を休めてゆっくりしたいので大変です。自宅でこもって仕事をするのでストレスもたまります。
信頼の構築が難しい
在宅ワークのデメリットは、「信頼の構築が難しい」事にあります。少し表現が違っただけで全然意味が違う事として受け取られる場合もあります。要するに仕事を出す側と仕事を受ける側の認識の不一致です。さらに正確に相手に伝えなくてはいけないため、細かい文章表現も必要になります。
裏切りがあるかも
ネットワークのみでのやりとりで、やはり顔が見えないというところが一番のデメリットだと思います。顔が見れて、たくさんコミュニケーションをとって、信頼関係が作れるわけではないので、場合によっては連絡しても連絡が来なかったりすることもあるということを念頭に置いて、仕事するべきだと思います。
ある程度の実績が無いと仕事が取れない
私はイラストレーターやフォトショップを使った画像加工、チラシ作成のお仕事をしていますが、当初はなかなか仕事が無く、自ら仕事を取りに行くというスタンスで無いと仕事が出来ませんでした。何度も仕事を貰いに行き、後にチラシ作成、画像加工の実績をつけて、今はそれをアピールしたおかげで、月に最低一個は仕事が入るようになりました。
フィードバックがもらいにくい
在宅ワークは自営業と同じです。個人の実力によって収入が上下する、キビシイ世界。仕事がなくても失業保険なんてものはありません。
そして、失敗してもだれも守ってくれません。上司からの説教が無い代わりに、すべては自己責任。しかも、どこが悪いかなんて教えてもらえません。
自分を厳しく律し、絶えず実力向上を図らないと、在宅ワークで大きな収入を得るのは難しいと思います。
運動不足が課題
在宅ワークは基本デスクワークであること、そして通勤がないというメリットと裏腹に、計画的に運動しなければ一切体を動かすことがありません。今日一歩も外に出てないななんてことはざらにあります。出たとしても自宅からコンビニまでということもあるため、何かしら運動を意識して取り入れる必要があります。
在宅ワークの孤独感がすごい
会社に通勤していると、人間関係に悩むこともあるかもしれませんが基本的に毎日誰かと会話をする機会があります。しかし、在宅ワークは普通に仕事していると誰とも話をすることがなく、言葉を発しなくなります。孤独感というのは在宅ワークを継続していく上で大きなデメリットというか課題になってくるポイントですね。
仕事に打ち込んでいるときは良いのですが、気がつくと孤独によるストレスが溜まっていた。なんてことにもなりやすいです。自宅を離れるのが難しければ、Skypeなどのテレビ電話サービスを通じてでも人と会話をする時間を確保することをおすすめします。
デメリット振り返り
いかがでしょうか?単価の話なんかが出てきていますが、アルバイトをしている方がよっぽど効率が良い。なんてことは容易に起きうる可能性があります。また、特徴として「信頼の構築が難しい」「フィードバックがもらいにくい」「アクシデントの際の対応」なんかは在宅ワーク特有の辛い部分と言えます。
在宅ワーク=楽。というイメージは捨てて、実際に在宅ワークに着手されるのであれば、根気よくやっていくという覚悟を持ってスタートされることをオススメします。
もしくは、これらのポイントが克服できる、もしくはデメリットとして感じない。というのであれば、在宅ワークをやってみる価値があると言えます。以下は、同じくランサーズで在宅ワークを行っておられる方に「在宅ワークのメリット」について聞いてみた声をピックアップさせていただきます。
在宅ワークのメリット
ここまでは在宅ワークのデメリットについてとりあげてきました。以下、在宅ワークのメリットについてです。
通勤しなくてよい
通勤する必要がないので時間の節約になります。通勤に必要な時間は往復の移動時間だけではありません。外に出るとなると身支度をしなければならず,そのための時間も必要になってきます。また,服装にも気を遣うので案外ストレスになります。在宅ワークはそれがないので気持ちが楽です。
自宅にいながら隙間時間に仕事ができる
現在、子育ての合間に在宅ワークを少しだけ行っています。アンケートや記事作成など、簡単なタスクを一日に1〜2時間程度やって、月の収入は6〜7,000円程度です。在宅ワークのメリットは、やはり自宅にいながら、隙間時間に作業ができること。
外に働きに出るとなると移動時間や交通費もかかるし、小さな子供を預かってくれる施設探しまでしなければならなくなります。そういった手間が一切かからないのが良いと思います。
自宅療養中でも仕事が出来る
自身の病気や親の介護などが原因で外で働けない人でも、仕事をして社会とつながりを持てるところが在宅ワークのメリットだと思います。在宅ワークなら自分の体調と相談しながら無理をせず仕事が続けられるし、事務仕事が多いので体力が落ちているときでも取り組みやすいところも魅力だと思います。
いつも子供のそばにいられる安心
子育て中で祖父母も頼ることが出来ない遠距離に住んでいます。保育園は激戦区でバリバリ働いている方が優先される地域ですので、子どもがもう少し大きくなるまでは働きに出るのが難しい状況です。そんな中在宅ワークに出会い、子育ての合間にパソコンに向かっています。
やはり一番のメリットは子供のそばにいられること。ひとり遊びやお昼寝をしている子どもの隣で、隙間時間に取り組むことが出来ます。突然の発熱などにもバタバタすることなく、いつも通り接することができるのも安心です。
また子育て中の主婦はどうしても世間と隔離されてしまう孤独感のようなものがありますが、在宅とはいえお仕事をいただけることで、社会の一員として何かを任せてもらえたという自信も生まれました。
主婦の時間の有効利用
家事の合間にお金を稼ぐ事が出来ます。クラウドソーシングは、パソコン、スマートフォンで、仕事をしてお金を稼ぐことが出来ます。子供が寝たので少し時間がある、そのような時間にアルバイトが出来るシステムです。職種は、多種多様で特別な能力がなくても可能です。時間に縛られることなく、ご自身で仕事を選べるので、良い在宅ワークです。
自分のペースで仕事ができる
会社員は仕事以外に人間関係やそれに伴う付き合いなどあり、仕事以外のストレスがあるので大変です。
在宅ワークのメリットは必要な仕事をきっちりと行っていれば、自分のペースで仕事ができ、家事と両立することも可能なので助かります。
空いた時間に始められる
データ入力やライティングなどの仕事は、家にいながら空いている時間が、あればパソコンやスマホですぐに始められます。
5分ぐらいで終わるような仕事もたくさんあるので慣れてくるに従って作業効率も上がっていきます。
自分でノルマを決めてやれるので無理な仕事量を抱え込まずに仕事が、できるのは精神的にも楽です。
自由の幅
メリットはなんといっても自分の空き時間に自由に働くことができるということだと思います。また、外に出る必要もないので、お洒落をする必要がないのも長所だと思います。隙間時間にできることがたくさんあるので苦痛になることがなく、精神的にかなり楽に働くことができるのも嬉しい点です。
昼寝ができる
昼寝ができる。実はこれかなり大きな在宅ワークのメリットですね。朝から晩まで集中力が一定水準で持続するなんて正直ありえません。お昼ご飯の後は軽く昼寝をした方がすっきりして仕事ができたりします。が、しかし。会社のオフィスにいる時は中々難しいというのが現実。その点、在宅ワークでは軽く寝るくらい何の問題もないので助かっています。
メリット振り返り
以上が在宅ワークのメリットを質問して出てきた回答の一部です。主婦の方や怪我などをされている方で、「何かしらの理由があって自宅にいなければいけない人」でもスモールに始められるという点では、かなり大きなメリットがありますね。
個人的にも、仕事をどの時間にするのかを調整できるという点は本当に助かっています。9時-5時。みたいな会社が決めた時間通りに上手く仕事が当てはまっていくなんてことはほぼないですよね。
在宅ワークでは細かく仕事とプライベートの予定を組み込んで行けるので、隙間時間の活用が本当に進みます。例えば洗濯物を回しながらデータ入力作業。なんてこともできるわけで、家が汚くなったりするなんてこともなくなりました。
どういった状況で取り組むかで、他にも多数メリットはありそうですし、メリットをつくっていくことも可能ですね。デメリットとメリットを見てみて、自分ならどうか?を考えてみてください。
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在宅ワークで仕事を見つけるには
ここまで在宅ワークのデメリットとメリットについてピックアップしてきました。実際に在宅ワークを行う際、どうやって仕事を見つけるの?と悩んだ場合は、「シュフティ」や「好きな時間に、好きな場所で新しい仕事のカタチ主婦のための求人応援サイトママワークス」、「ランサーズ」などで仕事が多数掲載されておりますので、試しにチェックしてみてください。
在宅ワーカーに嬉しいサービスは続々と登場していて、「ココナラ」なんかもおすすめで、こういうプラットフォームを見ていると何でも仕事にできる時代だなぁと感じます。
また、発注側という視点では僕もよく記事を外注させていただいております。文章を書くのが好きなので、記事のライティングから始めてみたい。という方は「Shinobiライティング」や「サグーワークス」あたりがオススメです。
[aside type=”normal”]在宅ワークに便利なサービス
●ランサーズ
●シュフティ
●ママワークス
●ココナラ
● Shinobiライティング
●サグーワークス
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※基本的に仕事を探す側はまず無料登録でスタート可能なので、2〜3ほど自分でチェックしてみることをオススメします。ちなみに本記事の筆者は在宅ワークをはじめた当初、ランサーズから使い始めました。
おわりに
以上、在宅ワークのメリットとデメリットについてでした。いかがでしょうか。働き方が多様化していくこれからの時代において、ひとつの選択肢としてこちらの「在宅ワーク」も普及していくことと思います。
副業で稼ぎたいという方はもちろんですが、主婦をしながら社会に参画したい。人間関係のストレスに疲れてしまったので、一度自宅で仕事をしたい。などのニーズにも対応できるワークスタイルとなっています。
個人的に半年間の在宅ワークを経験して感じるのは、「コツコツ仕事を進めていくのが好き」「小さなモデルをつくって仮説検証しながら大きくしていくのが好き」という方にはとてもマッチするスタイルだなということです。
自分の目標、仮説にしたがって、やればやるだけ結果が自分に返ってくるところが僕はとてもやりやすいです。本記事が在宅ワークを検討されている方の参考になれば幸いです。
今後、在宅ワークというワークスタイルがより広く活用されるようになり、一般の企業の中でも取り入れられていくと良いですね。
それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。よければこちらも合わせてお読みください♪
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