映画『永い言い訳』の感想!様々な想いの交錯するTHE邦画の魅力満載の一本

こんにちは。本日は映画館にて「永い言い訳」を観てきました。

Filmarksで通知が来て、予告編を観てから気になっていたので、公開になった本日早速観てきたわけです。感想など津々浦々と書き綴ってみたいと思います。(ネタバレなども含みますのであらかじめご了承ください)

▽永い言い訳 予告編

永い言い訳 あらすじ

まずは本作「永い言い訳」のあらすじをば。Filmarksさんから抜粋させていただくとこんな感じなんですね。

妻を亡くした男と、母を亡くした子供たち。 その不思議な出会いから、 「あたらしい家族」の物語が動きはじめる。 人気作家の津村啓こと衣笠幸夫(きぬがささちお)は、妻が旅先で不慮の事故に遭い、親友とともに亡くなったと知らせを受ける。その時不倫相手と密会していた幸夫は、世間に対して悲劇の主人公を装うことしかできない。そんなある日、妻の親友の遺族―トラック運転手の夫・陽一とその子供たちに出会った幸夫は、ふとした思いつきから幼い彼らの世話を買って出る。保育園に通う灯(あかり)と、妹の世話のため中学受験を諦めようとしていた兄の真平。子どもを持たない幸夫は、誰かのために生きる幸せを初めて知り、虚しかった毎日が輝き出すのだが・・・。 ひとを愛することの「素晴らしさと歯がゆさ」を描ききった。 観る者すべての感情をかきみだす、かつてないラブストーリー。
引用元:Filmarks – 永い言い訳

僕は原作を読んだことがなかったので、前知識としてはこのあらすじを読んだイメージ感で観ました。ラブストーリーというよりも、「愛」について描いたヒューマンドラマ。という感じです!(ん、それをラブストーリーというのか?)

かなりザックリ言うと、妻を失って初めて、妻のこと、妻と接する自分のことを考え始める。そして大切なことは何かを考え始める。的な感じです。「失ってから気づく」という言葉を改めて思い出させてくれる映画でした。

永い言い訳 感想

大切なモノは失ってから気づく

僕はこの作品を観て、自分の母を失くした頃のことを思い出しました。僕の両親はその時にすでに離婚していて、そこに「愛」はないように思えたし、自分自身は大学受験を控えていて、正直いろんなことが重なりすぎて「鬱陶しい」くらいに思っていました。

でも実際に失くすと、強烈な後悔がそこに残っていました。実際に失くしてみて気がつくんですよね。母親ほど自分のことを大切に考えてくれていた人なんていなかったと。作中に出てくる子役二人のやりとりがとてもリアルで、自分の進路がかかっているけど、妹の面倒を見なくてはいけなくなったお兄ちゃんの気持ちがリアルに入ってきてジーンときました。

自分のことを大切に想ってくれる人の手を話しちゃいけない。どれだけ大切だと想っていても、離れる時は一瞬。

みたいな台詞を聞いて、そうだよね。って思いました。

親や子ども、恋人や仲間。自分のことを大切に想ってくれる人なんて70億人も人がいる中で本当に本当に少ししかいなくて。そんな人がいるっていうことは奇跡で。一緒にいればたまには疎ましく感じることもあるかもしれないけれど、そういう人を手放しちゃいけないって改めて思えた映画でした。

ひとを愛することの「素晴らしさと歯がゆさ」

予告にも出てくるこちらの台詞。”ひとを愛することの「素晴らしさと歯がゆさ」”。妻を失くしたことで自分の見てくれだけでなく人を見ようとする主人公。人を愛すること、人を信じること。心の底から大切にすることって、これ以上ない喜びではある一方でやっぱり歯がゆいんだなって。

一生懸命に人を愛することは、自分をどこか削る部分も必要だし、かっこ悪い姿を見せることだって必要。そんな、自分の存在の先にある、「人を愛すること」について考えさせられました。(というか最近、個人的にそんなことばかり考えているのでそういう描写がとても入ってきました。)

大切な人を失くした時、強い人はきちんと悲しんで次に進むんだ。

的な台詞があって、だから泣くことは弱いことじゃないんだ。みたいな台詞。これも分かるようで分からないというか、答えのない深い話だなって思いました。大切な人を失くしてしまっても、僕ばきっと忘れられないだろうし、忘れようとしないだろうなと思います。かといって、立ち止まってばかりではいられないんだけど。

おわりに

以上、映画「永い言い訳」についてでした。お読みいただければ分かる通り、全く感想がまとまっておりません・・・。こんな状態で投稿してすみませんレベルです。ただ、この作品からはいろんなことを考えさせられました。だからもう少し、考えてみたいと思います。また考えがまとまれば追記してみたいと思います。

余談ではありますが、池松壮亮ってやっぱり良い空気感持ってるよな〜って感じました。僕の中で邦画に欠かせない存在になりつつあります←

ちなみに「永い言い訳」の原作本はこちらです

それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。明日も素敵な1日になりますように。

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