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どうもこんにちはみやもです。本日は「考えさせられる映画」について書いてみたいと思います。
人生で大切なことの半分は映画が教えてくれると思っています。慌ただしく日常生活を送っていると、本当は大切なのにいつの間にか忘れてしまっていることや、気づかぬうちに考え方が偏ってしまっている時があります。
そんな時、「?」という衝撃的な問いや、示唆をくれるのが映画だと思っています。ということで本日は、考えさせてくれる映画についてご紹介させていただきます。
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悪人
今の世の中は、大切な人のおらん人間が多すぎる。
この映画は人を殺してしまった人、殺された人と、その周りの人達の人間模様を描いた作品です。この映画を観てズシンと心の奥にまで入ってくる言葉がこの「今の世の中は、大切な人のおらん人間が多すぎる」という一言です。これは娘を殺された父親のセリフで、人の命の重さに無頓着で、笑い話にしている若者に向けて放つ言葉です。
みなさんに大切な人はいますか?
僕はこのセリフを聞いて体にスパークが走ったような感覚になりました。人は誰もが孤独を抱えて生きていると思います。ただその孤独に対しての向き合い方は人それぞれ違います。孤独をごまかそうとする人、隠そうとする人、そして受け止め向き合い乗り越えようとする人。
大切なモノを得るには失敗することや失うこと、人から笑われることを覚悟で一歩を踏み出さないといけない。でも今の世の中はそういう勇気を持った人が少なくて。誰か他の人が踏み出した一歩に対して非難して自分を保とうとしていたり、「ほら見たことか」と笑って自分を誤魔化している。
だけどそれではダメなのだ。
勇気を持って一歩踏み出すこと。人を大切に想い、自分を大切に想う。「何かを大切にする」ということはとっても大事なこと。大切なモノや人のいない人生なんて寂しいから、勇気を持って一歩踏み出したいと思えた映画です。
何が「悪」で何が「善」なのか。この映画を観ると考えさせられます。「人を想う気持ち」そういう気持ちを今一度考えたくなる。
告白
命の重み、人の痛みを知る。
この映画は、自分の受け持つクラスの生徒に自分の子どもを殺された女教師が「命の授業」を通じて復習する物語です。リセットボタンを押せば再スタートできるゲームの影響か、人が生きているということ、そして人の命が亡くなるということについて疎い現代を生きる子どもたち。そんな子どもたちに「命の重み」を伝えるというメッセージに、いろんなことを感じ、考えさせられます。
現代の社会や教育は「闇」を隠して美しくありすぎているんではないだろうか。
この映画の教師がやったことは現実社会では決して許されないことだと思います。やられたからと言って「復習」する教師を、社会が認めるはずはありません。ですが一方で、こうやって生徒にまっすぐ「闇」や「悪」、「痛み」を伝えられる先生が今どれだけいるんだろうか、というよりそういうものを許容できる教育システムがどれだけあるんだろうかと思ったりします。
「闇」を覆い隠してしまうから、人の痛みを考えられない人だったり、壁にぶつかってくじけてしまう弱い人が増えたりするんではないのか。隠すのではなくて向き合うからこそ、優しさを知ったり、強さを学んだりするんじゃないかって、そんなことを考えさせられました。
今の時代を生きる僕たちは、「痛み」をもっと知らないといけないじゃないかって、そう思いました。強く優しい人になるために。
ブタがいた教室
こちらの映画は、「ブタを自分たちで育てて食べよう」という命の授業を行う先生と26人の小学6年生の1年間を描いた、実話に基づく物語です。この映画を観ると、自分も今この瞬間、命の連鎖の中に生きていること。食卓に並ぶ食べ物はどれもみな「命」であることを改めて実感させられる。
食べることは命を引き継ぐこと
当初は「食べる前提」でブタを買い始めたクラスだったが、育てていくうちに愛着が湧いてしまう。そしてクラスのみんなで話し合って「殺すのか、殺さないのか」を決めようとする。そして最後まで意見は割れ続けるのですが、その討論は本当に有意義で、僕たち大人こそが改めて真剣に考えるべき問いが子どもたちの口から出ます。
「命の長さは誰が決めるのですか?」「ブタは何のために生きているんですか?」「豚肉を食べることは残酷ですか?」など、心の奥にまで入ってくる。そして一人の子が「食べることと殺すことの違い」について話すシーンがあります。
「殺す」ことは「命を奪うこと」、「食べる」ことは「命を引き継ぐこと」。これが小学生の出した答えなんだと思うと背筋が伸びる思いです。まさにそうなんだと、今僕たちは食物、命の連鎖の中にいる。一つ一つの命に感謝して、いただきますを言いたいと思えた。
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おわりに
考えさせられる映画について書いてみました。この3作品以外にも深い示唆を与えてくれる映画がたくさんあります。
またどんどん追記していきたいと思います!本日もここまでお読みいただきありがとうございました。
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