【 バケモノの子 – 感想 】師弟愛に心が暖かくなる作品!(元気が出る映画メモ16)

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一人ぼっちの少年「九太」と不器用で一匹狼のバケモノ「熊徹」の物語です。タイトルにはこの映画は観た後に心が暖かくなると書きましたが、どっちかというと心が熱くなります。僕はこの映画を映画館に観に行ったのですが、周りをちびっこに囲まれている中、うるっと涙が溜まりました。

師弟愛、そして寄り添おうという気持ちを持つことの大切さを感じさせられる。

バケモノである熊徹の弟子となる九太ですが、最初は中々なつかないわけです。それどころか反抗して、こんなやつの言うこと聞くかよ!ってなスタンスなわけです。男二人でお互い不器用で、想っていることを素直に伝えられないその姿は、とても共感できる部分がありました。でもそれでも、九太が寄り添おうと(強くなりたいという一心で)するのですが、そのシーンは個人的にかなり響きました。ご飯の食べ方を真似するところとか、歩く様を真似しようとするところとか。これまた九太も素直に教えて!とは言えないわけです。でもそれでも九太が歩み寄ってきてくれることが嬉しいという気持ちを隠しきれない熊徹、気付いてないふりをしていろいろと教えるわけです。僕も会社は僕と代表と二人で、言いたいけど言えないこともあるし、素直になれないこともたくさんあります。なんだかそんな自分の姿とリンクして、全てがツボな感じでした。

人間には心の闇がある

そしてこの物語は、最終的には「人間の心の闇」と戦うわけです。僕たち人間は弱いから、一人では生きていけないから。無理をしようとすると心が荒む。心がやられてしまったら、それまでにどれだけ頑張っていても全てが悪い方向に行ってしまう。この映画では、たくさんの愛情を注がれて生きる少年の心に闇がともってしまう。それがすごくメッセージ的だなと思った。人に触れ合う人も、独り生きる人も、それぞれにみんな愛に飢えているんだなって思いました。この映画を観て、ジーンって心が熱くなる部分と、強く優しく愛に溢れた人になりたいという気持ちの2つを感じさせてくれました。また明日から頑張ろうと思える、そんな作品でした。最後に熊徹が九太の胸の中の剣になるシーンは感動モノでした。2月からレンタルも開始になったみたいなので、ぜひみなさんも観てみてください。

バケモノの子の予告編はこちら↓↓

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