職業は「変革屋」。おっと一体なんだそのワクワク感に満ち溢れた職業は!という感じでTEDの「変化の波を起こす「スイッチ」の正体 – 佐々木 裕子」を見ました。
誰にでも人生が変わる瞬間があると思います。そんなに大袈裟でないとしても、誰しもやる気スイッチが入る瞬間というのがありますよね。
こちらのスピーチでは、数々の人の変革のタイミングに寄り添ってきた変革屋が見つけた「人生を変えるスイッチ『おせっかい』」について述べられています。
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変化の震源地
そもそも組織や人が変わろうとする時、一般的にはリーダーであったり親であったり「上に立つ人の意識改革」が推し進められます。しかしこれは本来の「変革」をもたらすわけではないと佐々木さんは語っています。
それはそこにいる一人ひとりの人の。物凄く自分の心の底にある情熱とか、本当に成し遂げたいと思っている未来に気づく、そういう瞬間が実は震源地なんだなというふうに思っています。
というわけです。つまりは、組織や上の人がどれだけ頑張るかという話ではなく、一人一人が「自分のやりたいこと、めざしたいこと」を明確にした時、変革が始まるということです。
誰かのスイッチをオンにする人「おせっかい」
そしてその自分のやりたいことや目指したいことを描いたり、または持ち続けたりするのをサポートする人が必要です。
人は自分一人では大きくなり続けることはできません。本当の意味で変革を成し遂げるには、それをサポートしてくれる人が必要であり、自分もまた誰かの変革の支援者であろう!ということを佐々木さんのスピーチから学ぶことができます。
変わろうとする時、変革しようとする時にどうしても途中で挫折しそうになることがあります。そんな時でもおせっかいな人は絶対に諦めません。
おせっかいな人たちっていうのはその本人のことを、多分本人以上に信じていて期待をしていて、変わって欲しいと強く願っている。
この「信じる」ということってとても重要なことですよね。本人以上にその人のことを信じる。その人以上にその人に期待する。そういう人がいてくれた時、人は頑張れるのかなって思います。
関わり合って生きる
おせっかいな人ってやっぱり、普通は踏み込まないところまで踏み込む。と思うんです。そしてITが発達した現代社会では、広く浅くつながることができるものの、深くかかわり合うことを避けるようになったと感じます。
そんな今だからこそ、相手を本気で想うおせっかいな心の持ち方が大切ですね。そしてこのおせっかいというのは、僕たち若い世代には壁が高いように思います。仲良く広く、誰も傷つかないように立ち回ることには長けていますが、核心部分に踏み込む力みたいなものが足りていない人が多いと思うのです(もちろん全員ではない)。
そういう意味でも、一歩踏み込むという勇気をもって人と人との関わりをつくっていく、そして人生をつくっていく、そのために参考にしたい映像でした。
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