映画『何者』公開が待ちきれず原作を読んでみた!

こんにちは、元気が出る映画の感想・レビューを綴っている宮田です。

2016年10月15日に上映となる映画『何者』。

就職活動×SNSを通じて描き出される「そこに本当のことはあるのか?」という問いとそれぞれの登場人物の生き方を映し出した物語。

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同世代ながらにそれぞれ違った価値観、性格を持っている登場人物。

読者ならびに映画を観る人自身がどの登場人物に近いか?によっても感想や見方が変わってくるんだろうなぁと思えました。

僕自身は、本作の主人公となる拓人(佐藤健)に重なる部分がたくさんあり、心に刺さるシーンや言葉がガンガン飛んできました。

変なプライドを捨てきれず、どこか自分を「観察者」の位置に置いてしまうことがある・・・という人。

超絶ストレートにメッセージが飛んでくるので、ぜひオススメしたいです。

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何者 あらすじ

「就職活動」を舞台に描かれる大学生6人の物語。「拓人(佐藤健)」「瑞月(有村架純)」「光太郎(菅田将暉)」「理香(二階堂ふみ)」「隆良(岡田将生)」「サワ先輩(山田孝之)」の6人はそれぞれなりの「価値観(カチカン)」のもとに自分の進路を考える。

お互いにどこまで本音をさらけ出すのか、FacebookやTwitterでつぶやく内容にどこまで「本当のこと」は存在するのか。一つ一つの言動に見え隠れする「本音」と、就職活動を通して測られる「人の価値」。それぞれの登場人物が「何者」かでありたいと願う。まだまだ「確かなもの」なんてない大学生の心の「ゆれ」を射抜いた作品。

何者 感想

まさに自分の心の弱さを突かれたようでグサグサくる!

FacebookやTwitterなどのSNS、掲示板なんかのWEBサイト。僕たちはあらゆる場所であらゆる人に向けて「発信」することができるようになりました。

処理しきれない膨大な情報の渦に飲み込まれる毎日。そしてソーシャルメディアの向こうの世界には「リア充」と呼ばれる「充実した世界を切り取った投稿」が溢れており、そんなつもりはなくても自分と比較してしまう社会を生きています。

自分に自信なんて持てなくて、いつだって「何者」かになろうとしている。

何かを発言するとき、「何者」かの言葉を借りて、まるで自分ではない誰かの意見を口にすることがある。

主語を「何者」かにすり替えて、自分が傷つくことを軽やかにかわすことがある。

目の前にいる誰かではなく、どこの誰かも分からない誰かを否定することで、自分を保とうとしてしまう弱い自分。

未完成なままに自分を晒す誰かを批判する反面で「自分もそうありたい」と心のそこで思っている自分。

人と人との関わりの中で中心に入らず1.5列後ろでいつもクールぶっている自分。

本当は、そんな自分じゃダメだって知っているのに。

そんな葛藤を抱えながらも、いつもどこか一歩手前に踏みとどまっている僕には、本作の中でやりとりされる言葉の一つ一つがズシンズシン響きました。

俺、なにをクールぶってるんやろ。なんかめっちゃダサい・・・

って感じました。

無駄なプライドを捨てきれないとか、失敗することを無意識に遠ざけてきた人とか(どっちも僕自身そう)、この本を読むと一喝入れられたような気持ちになるんじゃないかと思います。少なくとも僕は、今の自分かっこわるい・・・と思えました。

本当のことはあるのか?

ソーシャルメディアに垂れ流される情報たち。情報をいつでも取れるようになった反面で、リアルな世界で生の情報をキャッチする力が弱くなったというのは良く聞く話。

本作でもその話には触れられており、ソーシャルメディアにある情報の中に「本当のことなんてそもそもあるのか?」と考えさせられる。

サワ先輩はFacebookもTwitterもやっておらず、Twitterの140字制限などによって「より少ない言葉で自分を表現することが必要になった世の中」に対して「選ぶ言葉が少なくなるということは、選ばれなかった言葉の方が圧倒的に多くなるわけだろ。なら選ばれなかった言葉の方がよっぽどその人のことを表してるんじゃないのか?」

「たった140字の言葉が重なったくらいで、同じ価値観を持った人物だと捉えるのは安易すぎるだろう」と。

「ほんの少しの言葉の向こうにいる人間そのものを、想像してあげろよ、もっと。」

と語る。

いやぁほんとそうだなって。垂れ流される「どうでも良い情報」しか見ていないにもかかわらず、「その人のことを知った気になる」ということが僕にも良くある。

一体何を見てるんだろう自分は。と考えさせられた。

なんだかすんごい薄っぺらい世界に生きているような感覚になった。

一歩、もう一歩踏み込む勇気を持ちたいと強く思えた。

10%でも20%でも、外に出す。

人から点数をつけてもらうことを恐れてちゃいけない。

未熟でもいいからぶつかっていく。

傷つきながら、失いながら何かを得ていく。

リツイートやいいね!みたいなよくわからない繋がりではなく、勇気を持って踏み込んだ先にある大切な繋がりを大事にしたいと思えた。

そして本作でも語られるように、そのために「かっこ悪い自分」を受け入れ、ありのままの自分で精一杯ぶつかる必要がある。

誰かをけなしたって、自分をごまかしたって、自分は自分以外の「何者」かになることなんてできない。

「僕はただただ僕として生きていく」

どんな道を選択するとしても、自分で考え抜き、自分で責任を持って生きていく。

きちんと向き合い続けていれば、同じ目線で一緒に悩み、一緒に喜んでくれる人が現れる。

自分の心の弱さをグサグサと刺されるけれど、「大事なことに改めて気づかせてくれた」というあったかい気持ちにもさせてくれる。

就活生だけでなく、大学生や高校生、社会人の人にもぜひオススメしたいです。

映画 何者について

公開予定:2016年10月15日
監督:三浦大輔
原作:朝井リョウ
脚本:三浦大輔
キャスト
・佐藤健
・有村架純
・二階堂ふみ
・菅田将暉
・岡田将生
・山田孝之

▽映画 何者 予告編

映画「何者」公式HP
http://nanimono-movie.com/

おわりに

以上、著書「何者」についてでした。

僕は、光太郎やサワ先輩のような人間になりたいと感じながら、拓人や隆良のような側面を持つことが多かったです。僕も僕もなりに一歩踏み出したいと思います。

公開されたら観に行ってきたいと思います。その際はまた感想記事を書きたいと思っておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。それでは、本日もここまでお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人
MIYALOG編集部
こころの元気をチャージする。20代のジレンマに立ち向かう、元気が出るライフハックブログ『MIYALOG』の編集部です。現在、ライター様、寄稿ライター様を募集しています。
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