笑えて泣けるおすすめ映画『半分の月がのぼる空』

こんにちは。元気が出る映画の感想・レビューを綴っている宮田です。本日は「半分の月がのぼる空」という映画についてご紹介させていただきます。こちらの映画はライトノベルが原作の映画で、アニメ化・映画化された一本です。

▽半分の月がのぼる空 予告編

半分の月がのぼる空 あらすじ

肝炎で入院することとなった高校生のユウイチ(池松壮亮)は、何気ない高校生活を楽しむいかにも男子高校生!という感じの少年。病院を抜け出しては友達の家でグダグダすることを繰り返していた。そんなユウイチに対して看護師が罰として、心臓病を煩いずっと入院している友達のいないリカ(忽那汐里) と「友達になる」というミッションを与える。

病院で出会った愛する人を少しでも長く生きさせたいと願う少年、愛する人を見つけて少しでも長く生きたいと願う少女、妻を救えなかったことを傷として抱え手術をためらる医師、などの視点から描かれる物語。

半分の月がのぼる空 感想

縮まる二人の距離に泣ける

僕はもともと池松壮亮が観たくてこちらの映画を鑑賞しました。前半はユウイチとリカの距離が縮まっていくことにキュンキュンするような場面がたくさんあります。初めて一緒にバイクに乗るシーンなんかは青春を感じさせてくれます。後半に入って手術をするかどうかについての話に入り始めるあたりからウルウルときて、カフェで一人で観ていた僕は涙しました。淡くて切ない描写が良きです。そういうオチできたかぁ〜という物語なので、あまり多くは語らず、おすすめしたいと思います。

映画ってすごいなと思わせてくれた作品

本作の中身と直接関係があるわけではないのですが、映画ってすごいなって思いました。僕たちは日常生活の中で眼に映るものや聞こえる音をただなんとなく通り過ぎていることがほとんどです。でも映画や小説というのはその何気ない物事に意味を与える。小さなことに大きなメッセージを込めることができる。この物語でも、月が満ちていく・退いていくというその描写に対してストーリーを乗せているわけですが、この誰もが眼にする何気ない出来事にこれだけの物語を連想できるんだなぁと、その感性に感心していました。映画の持つ可能性を感じた瞬間でした。

おわりに

以上、半分の月がのぼる空についての感想でした。この作品では結局、命は助からずに終わってしまいますが、映画としての後味は良い一本です。ぜひ一度観てみてください。この映画の原作はこちら。

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